勤務環境改善取組事例:医療法人昌和会 見立病院
広報誌による活動報告、制度の周知徹底
医療法人昌和会 見立病院 | |
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所在地 | 福岡県田川市大字弓削田3237 |
病床数 | 373床 |
職員数 | 全職員336名/医師:10名/看護職:173名 |
1.取組のきっかけ、取組前の問題点
当院の取り巻く環境が都心部から離れており、職員の新規採用も難しい状況で、職員の高齢化も問題と考える。
今回の取り組みが職員と病院にとってメリットがあると考え取り組んだ。
2.取組の概要
- (1) 取り組み内容と対策、委員会の広報の為、年4回の広報誌を発行した。
- (2) 様々な制度を知らないという意見があり、まず初めに、産前産後休暇からの復帰前に個別に制度の説明を行ってはいたが、理解して頂けるよう、用紙等を利用し説明と周知を行った。
- (3) アンケート調査の中の自由記載の内容にハラスメントに関する記載があり、職場長に対するハラスメント対策研修を行った。
- (4) 有休取得率は高い状況であったが、当日の有給休暇取得が多い為、適正な取得方法を伝達し当日有休の取得減少を目指した。
3.実施後の成果や今後の課題
- 広報誌は継続して発刊している。今後も継続していく予定である。
- 職場復帰後の制度等は個別対応を徹底しており改善したと考える。今後も周知していく。
- ハラスメント対策は経過を追い、必要であれば対策を講じる。
- 有休取得は「取得しやすくなった」という意見もあり、当日有休の取得率の変化を追う予定である。
- 現在第2回目のアンケート調査予定であり、今後の課題を抽出していき、問題に取り組んでいきたいと考える。
4.支援アドバイザー所感
- 職員アンケートを実施したことがないことに対する不安が非常に強かったが、上層部と一般職の認識の差、部署間の温度差があることがまず理解できた模様。
- アンケート結果からの課題等に対して、広報誌作成や制度についてまず委員が理解することが出来たのも収穫の一つ。
- 上層部にお任せではなく、職員自らが積極的に関わって継続してほしい。